エルデンリング考察9 死の根とは死への還樹説

 ELDENRING考察

死の根に取り込まれることは、死への還樹説

………正しい死とは、すなわち、黄金樹に還ることなり
待ちなさい。根が貴方を呼ぶ、そのときまで…

墓地前の幻影が語る、還樹を示すであろうこの言葉。

今回はこの言葉と、死の根について考察します。

1.【2つの根】

幻影が語るように地下墓地はかつて黄金樹に連なった大樹根の近くに作られており、狭間において還樹とは一般的であったと思われます。

「脂根」

主に、地下の大樹根から採取できる天然樹脂
地上の木の側などで見つかることもある
アイテム製作に用いる素材のひとつ

その根は、かつて黄金樹に連なっていたといい
故に地下墓地は、大樹根の地を選んで作られる

そしてボス部屋では還樹の途中なのか、根に取り込まれている人々が見られます。

この根に取り込まれる人々。

少し違いはありますが、これと良く似たものを地上でも見られます。

墓と根に取り込まれている人々。

少々、白骨化しているという違いはありますが、概ねは地下墓地と同じです。

墓地の根が死の根に変化したのか、死の根が伸びてきたのか。

どちらであれ現在の律において、墓地と根
あるいは死と根は切り離せない関係にあると考えます。

2.【お迎え(物理)】

「根が貴方を呼ぶ、そのときまで…」、恐らく還樹をしめすこの言葉。

プレイヤーはこれに近い現象を観測できます。

それは地面から伸びた根に貫かれ死亡する、状態異常の一種「即死」です。

まさに根に呼ばれ、死ぬ。

仮にDの弔いの言葉や死に生きる者たちの遺灰のテキストが示す通り
死の根に触れ、死に生きる者になるのなら。

「山賊スケルトンの遺灰」

霊魂の宿った遺灰
山賊スケルトンの霊体を召喚する

止めを刺されない限り、何度でも甦る霊体

陰謀の夜の後、狭間の各地に死の根が現れ

死に生きる者たちが生まれたのだ

「民兵スケルトンの遺灰」

霊魂の宿った遺灰
民兵スケルトンの霊体を2体召喚する

止めを刺されない限り

何度でも甦る、死に生きる者たちの霊体

死の根に触れた者たちの穢れた末路

それはある意味死の還樹であり、黄金樹の影。

死を糧に生を咲かす黄金樹と、生を糧に死を咲かす死王子。

死の根への還樹が、黄金樹への還樹の反対
ある意味影にあたるものならば

「Shadow of the Erdtree」

DLCでは狭間における死の在り方に、スポットがあたるのかもません

おまけ.【金髪蟹と黄金樹】

この写真に写っている、金髪が生えた蟹の背中には、謎の顔が浮かび上がっています

死属性を扱う蟹に生えた、金髪と顔。

恐らくそれらは、黄金樹の根に埋葬された、ゴッドウィンの物なのでしょう。

まさしく、黄金樹の根に埋葬された、ね…

「マリカの言霊 デクタスの大昇降機」

黄金樹は、すべてを律する。選ぶがよい

我らの律の一部となるか？それとも律の外にあり…

何の力も持たぬ、辺境の傍流となるか